20100311

STAR TOURS N°°7

前回お知らせのK-POPコンピを配布したクラブイベント「STAR TOURS」ですが、来週末にまたあります。ゲストが前園直樹さんと馬場正道さん、と妙に豪華。

STAR TOURS N°°7

JAMES BOND VS ANDY WARHOL


Shibuya Kei, City Pops, New Music, New Rock, Korean Pops, Idol

2010.3.20 sat
at altoto
http://homepage2.nifty.com/altoto/index.html

open. 22:00
end. 29:00
fee. 2,000yen 2drink

■GUEST DJ
MAEZONO naoki & BABA masamichi

□前園直樹
バンド<前園直樹グループ>のヴォーカル担当。
http://maezono-group.com
和モノ専門のオンラインレコードショップ<LOVE SHOP RECORD>店主。
http://loveshop-record.com
国ポ連。

□馬場正道
渉猟家。国ポ連。
雑誌GROOVEの携帯サイトで、コラム「馬場正道の頭の中。」連載中。
GROOVEオフィシャル・サイト(mobile)
http://port.rittor-music.co.jp/groove/m/

■DJ
SEKINE(BOY MEETS GIRL)
TAKISAKA(P.R.O.M. )
COHEI(Galaxy Creation)
KANDACHI(quickquench)
RUMI(patchwork Sally)

20100310

K STAR TOURS - STAR TOURS DIGS KOREAN POPS




1. 행복한 사람 (Happy Person) / Mighty Mouth Feat. Enne
2. 날씨 맑음 / Taru
3. 앵두 / Sorri
4. 혼자라도 / Epik High Feat. Clazziquai
5. Banana Shake / Humming Urban Stereo
6. Kiss Me / As One
7. My Man / Davichi
8. Bon Voyage / Toy Feat. Jo Won Sun
9. 그 눈 속엔 내가 / Yoon Sang
10. New Hippie Generation / Peppertones
11. Love Score / Jadu Feat. J.Yoon
12. 청소슝슝 (Cleaning) / Kirots
13. 해피매니아 / The Playgirls
14. Rock U / Kara
15. 돈이 다가 아니야 (Get Money) / Dynamic Duo Feat. Kang San-Eh
16. 카니발 (Carnival) / Super Junior
17. 놀러 와 (Come To Play) / Nasun Feat. Han Seung Yeon Of Kara
18. 샤벳트 / Vanilla Sky
19. Vanilla Love Original Ver / Lee Hyun Ji Feat. Onew Of SHINee
20. Snow Piano [2008 Version] / House Rulez
21. Happy Bona / Project Rock


***NOTES***

昨年2009年12月、クラブイベント「STAR TOURS N°6」のノベルティとして制作したK-POPコンピレーション。

「STAR TOURS」はスギモトcoheiくん主宰の不定期一人マガジンというかポップス実験室という感じのイベントでして、僕も初回から参加させてもらっています。CD-Rジャケット制作はスギモトくん、選曲はわたくしtakisakaおよびK-POPディギン仲間のカンダチくん。

選曲は、Lady Gagaとか最近のBlack Eyed PeasみたいなブリブリのエレクトロテイストなK-POPではなく(まあそういうのも好きなんですが)、なるべく胸キュンだったりメローだったりというものを厳選して、それなりに幅広く選んだつもりです。なので、BIGBANGも東方神起も、少女時代すら入っていなかったりする。

でも、これこそわれわれがハマったK-POPの裏のエッセンスと言えるようなものができたかなーと。それはひと言で言えば、「ありえたかもしれない日本」というパラレルワールドを猛烈に意識させる隣国の音楽、としかいいようがないモノ。まったくの異国へのエキゾティシズムではない、ということです。

当該回のイベントでは「加藤和彦」追悼特集なんかも組まれていて、なんでお土産CD-RがK-POPなんだよ? とのお声も当然予想されますが、自分の中では意外とつながってるかもなーと思ったんですね。アジア極東地区における大衆化され奇形化されたクラブ・ポップ、という本質においては、ゴールデン・カップスであり、加藤和彦であり、「渋谷系」であり……といった文脈とも縁がないわけではないんではないかなー、と。

自分がK-POPを本格的に買い始めたのはたかだか2009年初頭のことなんですが、興味が集中かつ持続している理由の一つとして、久々に「輸入盤を買うスリル」を味わえた、ということがあります。新大久保の専門店に出向いたり、国内入荷がないタイトルならYesAsiaで個人輸入をしたり……。モノを通して世界と繋がってる感、というものを久々に実感できた。

それに、シーンの規模がそれほど大きくなくて、流行り歌も、小洒落インディー系も、ロック系も、一通り網羅しようと思えばなんとなくチェックできてしまう、というマーケットサイズも魅力だった。加えて、隆盛を極める音楽番組のクオリティの高さ。主要テレビ局3局がみんな週末に歌番組を持っていて、アイドルも新曲活動期間中はずーっと同じ曲をいろんな衣装で歌い続ける。昔懐かしい、昭和の歌謡バラエティと一緒なんですよ。

  ★  ★  ★

というわけで、K-POPなんてはまるとはつい2、3年前まで思わなかった僕らがズブズブとのめりこんでしまった、ポップスの魔法の上澄みをおすそ分けしようと思います。ご希望の方はメッセージください(takisaka@gmail.com)。ちなみにジャケットは、限定40部?ほどで初回限定紙芝居ジャケ仕様のものを配布したあと、現在は通常版の配布となっています。あしからず。