20101130

第9回ハロプロ楽曲大賞2010 アイドル楽曲部門

第9回ハロプロ楽曲大賞2010」の「アイドル楽曲部門」に投票します。

5. AKB48 / マジスカロックンロール

マスメディア露出により迎えた全盛期の爛熟を、オフィシャルな二次創作フィクションとして表現した傑作『マジすか学園』OPテーマ。A面「桜の栞」がまさかの合唱曲という企画性が云々……などと仕掛人にフォーカスしてAKBを語るのもつまらないので、ここは推定少女「エッジな気分」やOtoha「O.T.O.H.A ROCKS!!」と並ぶアタマ打ちリズムの新たなアイドルロックンロール名曲の誕生を素直に祝いましょう。

4. ぱすぽ☆ / GPP

おっさんの琴線に触れる80s産業パーティロックで最高。10人組でユニゾンする意味? そんなことはどうでもよろしい。同時発売の「Pretty Lie」も甲乙付けがたい名曲だが、Go-Go'sとか思い出すようないなたさでこちらに軍配を。自らもアイドルオタクと言ってはばからない異能の振付師・竹中夏海の「歌詞をなぞる」かわいく正統派な振付けや、メンターとしての機能っぷりにも興味津々。

3. 東京女子流 / キラリ☆ -Royal Mirrorball Mix-
 
「ロリコン」のそしりを免れない年齢層ながら、松井寛編曲のソウル〜ダンクラ路線が毎度本当にかっこよかったavexの正統派ダンス&ボーカルグループ。発売された4枚のシングルどれもが名曲だが、昨今まれに見るゆったりテンポの上品なグルーヴに低めのキーで味わうように歌われる歌の衝撃度でデビュー作を。しかもこのリミックス版はさらにテンポを落としてきてて最高。こういうのが聴きたかった。

2. Tomato n' Pine / キャプテンは君だ!
 
デュオからトリオになったトマパイセカンドシーズン。もともとハウスとスウェディッシュポップみたいな謎のお洒落音楽ぶりだったが、今期も流麗なストリングスで1期メンバーの脱退への戸惑いと決意を歌った(としか思えない)ものすごく貴族的なアイドル・フィリーソウルで最高。S/A/Wスタイルの「POP SONG 2 U」と競ったがここはこれで。

1. ももいろクローバー / 走れ!

「行くぜっ!怪盗少女」でのエビ反りジャンプやミクスチャー感覚がどうしても注目されがちだけど、音楽的には「走れ!」「オレンジノート」「全力少女」のユニバーサル三部作の青臭さにこそこのグループのひたむきなエモさの真価があった、と思う。しかしレーベル移籍により後半2曲がよもや音源化されない危機か。困ります。


投票は5位までですが、せっかく豊作な年でもあるんでのちほど個人的な6〜10位も発表します。

追記:発表しました。