20101202

第9回ハロプロ楽曲大賞2010 アイドル楽曲部門(6〜10位)

前回の投票結果に引き続き、投票とは関係なく6〜10位をリストアップしてみます。

6. Negicco / ネギさま! Bravo☆

能天気な打ち込みサンバの曲調も最高ですが、Negiccoと縁の深い「トキ☆スク」のパーティ実話を元にしたという歌詞がまた泣ける。「君と作った キラッキラ☆の思い出は/何十年先の夏も また思い出すでしょう 」。自分にとってはWASSHOI WEEKENDの思い出でもあります。

7. SUPER☆GiRLS / NIJIIROスター☆

BPM95ってゆったりテンポに「I Want You Back」「Am I The Same Girl」「恋愛ライダー」と好きな曲の要素詰まりまくった純粋ポップスではっとさせられたデビュー作。しかしスパガはその後の曲を聴く限り、avexらしからぬブリブリのグループアイドル路線でいまいちピンと来てない。まあそんなこともあるでしょう。

8. Twinklestars / Dear Mr.Socrates
http://www.ldandk.com/twinklestars/disco-101128.html

アミューズ「さくら学院」プロジェクトから「さくら学院バトン部」として登場したユニットですが、これ時期が違えばトップ5入りもありえたかも? な11/28発売作。沖井礼二節炸裂の疾走感あるピアノロック、というかようはCymbalsの「My Brave Face」なんだけど、品行方正なキッズボーカルで別次元に。

9. JK21 / FOOTMAN

四つ打ちなんだけど曇りのち晴れ、的な地味ーな盛り上がりがじわじわ続く良い曲。「ああもう好ーきーだー!」って歌詞に合わせてメロディラインが下降していくうつむき感が胸にくる。アルバム『ちゃうねん。』は他にも「CHU♥天閣」「ちゃう×3」などコンパクトなポップスが揃った名盤だった。

10. 仙台美少女図鑑・歌組 / 七夕には逢えるね。 ~杜の都からエール~

仙台のご当地アイドル。これも地味ーな盛り上がりを見せるピコピコ四つ打ち。本作所収のアルバムではカズシックprod.「美少女観光図鑑RAP」もゆるい女子ラップの名作。そういえば今年は佐々木希、SKL39、tengal6と、女子アイドルゆるラップも激戦区でしたね。


……と書いてきたところで、恵比寿マスカッツも私立恵比寿中学も入ってないのに気付く。べつに恵比寿に恨みがあるわけではありません。アイドリング!!!も「砂時計」「Iのスタンダード」「GO EAST!!! GO WEST!!!」など主にアルバムやB面にイイ曲があったし相変わらず楽曲のアベレージ高かったと思うけれど、まあそれを越えるインパクトの盤がいろいろあったのが2010年だなー、という感じがいたします。バブル期の意義は裾野の豊かさなり、ということで。

20101130

第9回ハロプロ楽曲大賞2010 アイドル楽曲部門

第9回ハロプロ楽曲大賞2010」の「アイドル楽曲部門」に投票します。

5. AKB48 / マジスカロックンロール

マスメディア露出により迎えた全盛期の爛熟を、オフィシャルな二次創作フィクションとして表現した傑作『マジすか学園』OPテーマ。A面「桜の栞」がまさかの合唱曲という企画性が云々……などと仕掛人にフォーカスしてAKBを語るのもつまらないので、ここは推定少女「エッジな気分」やOtoha「O.T.O.H.A ROCKS!!」と並ぶアタマ打ちリズムの新たなアイドルロックンロール名曲の誕生を素直に祝いましょう。

4. ぱすぽ☆ / GPP

おっさんの琴線に触れる80s産業パーティロックで最高。10人組でユニゾンする意味? そんなことはどうでもよろしい。同時発売の「Pretty Lie」も甲乙付けがたい名曲だが、Go-Go'sとか思い出すようないなたさでこちらに軍配を。自らもアイドルオタクと言ってはばからない異能の振付師・竹中夏海の「歌詞をなぞる」かわいく正統派な振付けや、メンターとしての機能っぷりにも興味津々。

3. 東京女子流 / キラリ☆ -Royal Mirrorball Mix-
 
「ロリコン」のそしりを免れない年齢層ながら、松井寛編曲のソウル〜ダンクラ路線が毎度本当にかっこよかったavexの正統派ダンス&ボーカルグループ。発売された4枚のシングルどれもが名曲だが、昨今まれに見るゆったりテンポの上品なグルーヴに低めのキーで味わうように歌われる歌の衝撃度でデビュー作を。しかもこのリミックス版はさらにテンポを落としてきてて最高。こういうのが聴きたかった。

2. Tomato n' Pine / キャプテンは君だ!
 
デュオからトリオになったトマパイセカンドシーズン。もともとハウスとスウェディッシュポップみたいな謎のお洒落音楽ぶりだったが、今期も流麗なストリングスで1期メンバーの脱退への戸惑いと決意を歌った(としか思えない)ものすごく貴族的なアイドル・フィリーソウルで最高。S/A/Wスタイルの「POP SONG 2 U」と競ったがここはこれで。

1. ももいろクローバー / 走れ!

「行くぜっ!怪盗少女」でのエビ反りジャンプやミクスチャー感覚がどうしても注目されがちだけど、音楽的には「走れ!」「オレンジノート」「全力少女」のユニバーサル三部作の青臭さにこそこのグループのひたむきなエモさの真価があった、と思う。しかしレーベル移籍により後半2曲がよもや音源化されない危機か。困ります。


投票は5位までですが、せっかく豊作な年でもあるんでのちほど個人的な6〜10位も発表します。

追記:発表しました。

20101125

P.R.O.M. #42 -The Last Show-

■近況。23日はももいろクローバーの「ピンキージョーンズ」ツアーファイナル@代々木公園。結局初日と千秋楽しか見られなかったツアーだったけれど、観れてよかった。路上時代のゆかりの場所へ凱旋公演てことで、無料で18曲という集大成的な内容。ところどころグループの歴史を題材にした寸劇とかも入って、むしろ今年6月の2周年記念ライブ@BOXXとかより2周年感ある内容だったのでは。路上時代の「冷凍みかん」「ハズムリズム」みたいなコンパクトなポップス(カバー)もやってたのでなおさら思ったけど、ももクロは大舞台用に映える曲いっぱい持ってるなと。次の展開が見たい。

■ピロスエさんが昔からやってる「第9回ハロプロ楽曲大賞2010」にハロプロ以外の「アイドル楽曲部門」が新設。こちらだけ単独で投票もできるそうなので、いまのハロプロがわからない自分もこれは投票する予定(29日締め切り)。みなさんもぜひ。とはいえ上位5曲とかってどうせ妥当なもので埋まっちゃう感じだろうから、どうせなら6〜10位とかも勝手に考えて発表しましょう。

■さて、今週末11/28日曜はP.R.O.M.最終回です。02年9月に幻の第0回(tagさんドタキャン)、翌年1月より正式スタートなので、気付けば7〜8年やっていましたねえ。最後なので豪華ゲストです。マグもつくる予定。どうぞよろしく。

11月28日(日)18:00〜23:00
「P.R.O.M. #42 -The Last Show-」
http://prom.rickdom.com/
@三軒茶屋DJBAR Chrome
チャージ1500円 with 1drink
DJs: tag/junne/takisaka
ゲストDJ: TKD, DJ KOKI ABE, WHY (a.k.a. yasuda), キルムラ, 長谷川町蔵 and more...?

20101109

STAR TOURS REVOLUTION N°9



今週末13日土曜はSTAR TOURS。 関根さんと神立くんが休演になってしまいましたが、ゲストがフミヤマウチさんということで乞うご期待。

そして今回ご来場の方にはコンピCDをプレゼントいたします。
去年好評だったK-POPコンピ「K STAR TOURS」の続編!
今回も当日配布分に限り、コウヘイ君渾身の豪華限定ジャケットとなる予定です。

しかしまあ、去年の12月に神立くんとあれ作ったときは、 2010年のこのK-POPバブルはまったく予想できてなかったな。 KARAや少女時代などガールグループの上陸が相次いで、小倉さんがうんちくを語り、 ダウンタウンやタモさんに地上波でいじられる時代。

とはいえ今回のコンピもあいかわらずメインストリームのK-POPとはひと味ちがった選曲になっているはず。近くて近いパラレルワールドの、ソフトサウンディングでストレンジなポップス。韓国っていってもなんでもかんでもLady Gagaみたいなのじゃないぞと。こちらもお楽しみに。

STAR TOURS REVOLUTION N°9
DATE COURSE PENTAGON BLACKHALL
http://startours.exblog.jp/

Shibuya Kei, City Pops, New Music, New Rock, Korean Pops, Idol

2010.11.13.sat
at DJ BAR altoto
http://homepage2.nifty.com/altoto/

open.22:00
end.29:00
fee.2,000yen 2drink

GUEST DJ
フミヤマウチ
レアグルーヴとして和モノをフロアへプレゼンしたDJの第一人者。かつては。10年代を目前にプチ復活中。

DJ
takisaka.P.R.O.M.
cohei.Galaxy Creation
rumi.patchwork Sally

K-POP Compilation CD present
「K STAR TOURS N°2」
takisaka and kandachi selection

22:00_takisaka
23:00_rumi
23:30_cohei
24:00_フミヤマウチ
25:00_rumi
25:30_takisaka
26:30_フミヤマウチ
27:30_cohei

20101026

10/14 thu

夜、新宿でNさんOさんと会談。韓国と日本のアイドル(観)についてみたいな話題。帰ってきてTOKYO MXで「ドグーンV」#2。大槻ケンヂゲスト出演で、妖怪三人娘の名前が「筋肉少女隊」、メンバーはノゾミ・カナエ・タマエ……という年寄りウケな回。オーケンの役どころも「カメラ目線の解説役」というものすごく舐めたものだった。肉襦袢着たノゾミ役を怪演した四角い顔の美少女、どこかで見たような、と思ったらまじで和川未優さん(元・ももクロ)でびっくりした。

10/13 wed

終電間際に渋谷でミーティング一件。前売りチケットを買うのが異常に苦手、というごく個人的な理由により、今夏のシロメツアーにはまったく参加できてなかったももクロちゃんであったが、忘れた頃に人をつなげてくれたりする。

10/12 tue

飯田橋・竹子にわっしょいの皆が集まってたので、平日だったし23時近くだったが寄ってみた。考えたら最後に竹子行ったの、WASSHOI WEEKEND開催前に打ち合わせやったのが最後だったかも、というと7月末? とか気づいてしみじみとする。ももクロ現場で結ばれた縁だったものの、8/6のWW後は皆それぞれ現場もばらけ気味だったりして。まあ会ったら会ったで馬鹿な話しかしてなくて楽しかった。

20101018

10/11 mon

カクテルとは比率の飲み物であって、ジンやウオツカなどの「ベース」が半分、残りを(甘い)リキュールと(酸っぱい)柑橘系ジュースで割って味を調整するのがほぼすべて。て話がためになった。神学論争に興味ないので、実用主義的な話は歓迎。そういえば昔このサイト読んで感銘を受けたんだった。結局書籍は買ってないけど。
Charlie's Cocktail BAR:『五本でできるカクテル講座』書籍版のご案内

20101013

10/10 sun

出社の予定だったのだが、メガネの鼻あて部分が唐突にもげたので、急遽購入店の表参道・Opticien Loydに持ってって修理に出す。買ったとき4万くらい、とバカ高くはないけど安くはなかったので、メンテナンス親切だと安心する。

0.1以下の裸眼で歩きまわるのも仕事するのもなんなので、会社に自宅に戻る旨入電し、原宿駅近くのZoffへ。Zoffを使うのは初めてだったけど、結果的に検眼、レンズ代金コミコミで5250円とかで即日眼鏡ができてしまいおどろいた。おれ右目が極端に悪いガチャ目でしかも乱視なんだけど、特に特殊レンズや別料金を強要されることもなく。会計後30分で受け渡し、ということで竹下通りでお茶して受け取って帰った。

20101011

10/9 sat

SHINee☆Night@喫茶SMiLE。雨にもかかわらずすごいお客さん。内輪から始まった企画のわりに、ふたを開けたらTwitter見て駆けつけた見知らぬSHINeeペンの若い女性が9割みたいな感じだった。そしてSHINeeペンはなんかオシャレだった。各DJ・2セットずつだったこともあり、前半はK-POP一般多め、後半はもうRING DING DONGにLUCIFERにとSHINeeの同じ曲ばっかりかかる感じになって、よかった。

10/8 fri

「古代少女隊ドグーンV」#1。「古代少女ドグちゃん」の続編で、今作からようやく関東圏での放映も開始。TOKYO MXえらい。去年10月期のオリジナルドグちゃんはわざわざ現地MBSの放送をKeyHoleTVのトロトロの画面で追いかけてたんで感慨深いものがある。今回はドグちゃんの後輩ドジちゃん(桃瀬美咲)を中心に5人の土偶ギャルが戦隊組むというのでけっこうにぎやか。オリジナルは、バカバカしそうに見えてヌメっと暗い画面、意外に本気の特撮やホラー描写、さらに往年の特撮ものが持ってたような社会派メッセージなんかも含めて心に残る一本だったんで、こっちは喜劇として繰り返す二度目という感じになるのかな、どうかな。ここぞのピンチで復活してくるドグちゃん(谷澤恵里香)に大御所感、パイセン感が(パイさんだけに)。

20101008

SHINee☆Night

告知。今週土曜日渋谷にて。SHINee中心にK-POPいろいろ。
私はH jungle with TeeのTeeのほう、として黒子をつとめます。
STAR TOURSでいっしょにK-POPコンピ作った盟友・カンダチくんも出演します。

SHINee☆Night
2010/10/9(土)18:00-23:00 at 宇田川町 喫茶SMiLE
http://www.facebook.com/pages/SHINeeNight/112566195464346

10/7 thu

dommuneにEP-4。25年ぶりに公に姿を見せたという佐藤薫や、川島バナナといったメンツが自作を解説した貴重な放送。思想的なものを抜きにしてしまえば、曲は近年コールドファンクとか言われるタイプの踊れるニューウェイヴで、いま聴いてもかっこいい。佐藤氏のプロデュースしたというSADIE SADS、SARASVATI、Nubileといったバンドも、どれもレフトフィールドなダンスミュージックとして古びてないように思えた。

「僕のやったバンドのレコードは、DJにかけてもらうために12インチで出してたんです。25年前には、ほとんどかけてもらえなかったけど。だからいま、かけてください」。かっこいい。と同時に、佐藤薫の変で愛嬌のあるオジサンぶりに、往時の威圧感を知らぬ自分もなんとなく胸が熱くなる。声にエフェクトかけて「こういう声なんです」とかいって登場する微妙なスベり方含めてお茶目だった。

10/6 wed

うしろゆびさされ組のセルフタイトルドな1stシングルの発売が1985年10月5日。ということで昨日が25周年だった。たまたま発見して少なからず衝撃を受ける。87年には「サージェントペパーズから20年記念で初CD化!」とか言って、20年てロックがすっかり古典化するほどの期間なのだなと感じてたのに、それよりもう5年も長い年月が流れている。だっていまから20年前ってマンチェとかだ。最近じゃん。

子供の頃は「20年」とか「25年」って歴史物語の中の話かと思っていたのに、ある程度以上に生活実感のともなうスケール感なんだなーということに大人になると気づく。68年革命って世界大戦からたかだか23年なんだなーと気づいたときも衝撃だった。想像力の解像度が全然変わる。

20101006

10/5 tue



ももいろクローバーのキング/スターチャイルド移籍第一弾シングル「ピンキージョーンズ」。悪くはないけどやっぱりアニソンだなー、という第一印象だったが、インディアン・モチーフの衣装とPV見てるうちにずいぶん好感度上がってきた。これがエロゲ原作の乳首丸出しアニメ「ヨスガノソラ」主題歌なんかでなければなおよかった……。

うまいはうまいがおしなべて金管系の声がそろってるスマイレージなんかに比べると、ももクロの魅力は歌声のバリエーションが豊富なところだと常々思っていたのだけど、その辺がうまく出てると思う。特に印象的なのがいつもよりさらに低くスモーキーな杏果(緑)と、あとれにちゃん(紫)。「歌えほれ踊れカーニバル♪」のれにちゃんの口半開き感は新機軸かもしれない。キャラクターに合っててすごくよい。

歌唱に関しては作編曲のNARASAKI(COALTAR OF THE DEEPERS、特撮etc.)がどの程度指示しているかわからないけれど、声優仕事での彼の経験が活きているんじゃないかなとは感じた。

大槻 最初に関わらせていただいた時から、ラウドロックをアニメ・ファンに楽しんでもらおうという思いで、 NARASAKI氏と一緒にやってきたんですけど、回を重ねるごとにNARASAKI氏がのめり込んでいったんですよ。彼の声優さんに対するディレクショ ンとかもどんどん上手くなっていって、ラウドロックと声優さんの声が生み出す新しい面白さを、上手いこと追求していて。それが、今回の「林檎もぎれビー ム!」できっちりと出せたんだろうなって、思っています。
「amustyle(アミュスタイル) - 『懺・さよなら絶望先生』のOP『林檎もぎれビーム!』を歌う大槻ケンチ゛のインタビューを公開!」

20101005

10/4 mon

先週に続きTOKYO MXで9nine選抜特番後編。こういうASAYAN形式のオーディション番組もっとやればいいのにな、メンバーには親近感わくし曲も強制的にリピートさせられるし。落選組では池田莞奈がわりと低めの声と神秘的な丸顔で気になった。結果発表、まず旧メンバー3人が呼びつけられて通過を確認するんだけど、海荷とちゃあぽんがやったーって感じで抱き合ってるのに佐武宇綺だけ距離がある感じで、ほっと安堵の涙を流しているのが印象的だった。

20101004

10/3 sun

銀河美少年こと「STAR DRIVER 輝きのタクト」の初回がいきなり録れてなくてショックを受ける。

10/2 sat

ぱすぽ☆カフェ、18時の回。面白かった。ミニライブといいつつ3曲+3曲くらいやってたかな。本来軽いトークショー程度が限界の会場で、音響もちっちゃいアンプ2発くらいのストリート仕様。そんなところで10人がフォーメーションダンスやるという近さがまず衝撃的。

多少小高いステージからは当然メンバーが溢れるもんで、先頭でソロ取る子が段から地べたに降りる場面も多々あったのだけどこれが熱かった。

ちなみにぱすぽ☆のパフォーマンスをきちんと見るのは初めて。ただ今年1月の下北FM出たときに観に行ってて、さこてぃ(槙田紗子)だけはすごいツボに入ってしまい、ブログやtwitterは購読してた。

「K-POP大好きなんです」つって「ぱすぽ☆のキミドリ担当〜」と韓国語で自己紹介してたのが、さこてぃだったわけですが。そんななのでステージでは漠然とおとぼけ個性派キャラかと思ってたら、進行役で重要なポジションなんですね。実際クリクリした目で表情ころころ変わるからやっぱりステージ映えしてた。

メンバーの感じがバラバラなのも個性なのかな。他のグループにあんまりない、育ちが悪い感じ、というと失礼だけど(笑)ギャルっぽいさばけかたがあってとても面白かった。なおみん(安斉奈緒美)とか。一方写真で見るかぎり一番の美少女まこっちゃん(奥仲麻琴)は終始ボンヤリと心ここにあらずといった状態で、これも逆に衝撃的だった。

今度シングル3枚同時発売予定の「Pretty Lie」「GPP(Girls Pajama Party)」「Go On A Highway」といったあたりがやっぱりすごくイイ曲。ライブあったらまた見たい。

恵比寿ENJOY!HOUSEに移動し「BADDISCO」。鈴木十階くんが出てるというので初めて行ったパーティだけど、着いたらちょうどユーミンの「SATURDAY NIGHT ZOMBIES」とかかかってて超いい調子。「心のラブソング」で締めるようなBGM系の催しいいよなー。

20101002

10/1 fri

ぱすぽ☆カフェ、土曜18時の回が当選した。初観戦が30人限定ライブとかなんか申し訳ない気もするけど。

夜中MOGRA ustのアニソン系イベントでMUROとtofubeats夢の競演。「ロフトプラスワンかな」と思うようなトークショーが長くてじりじりしたけど、MURO始まったらMUROだった。ほんとにアニメサントラなの、と思うような渋いインストばかりで最後までジワジワと。2枚使いちょいちょい挟んでたんだけど、数十秒のために同じレコード2枚買うみたいな理不尽がアナログオンリーの面白さだなとか。レコードで人生傾けてる感じよかった。トーフくん最初の方しか聴けなかったけど、自作交えつつきっちり現代の爽やかな感じでやっててそれも感動的ではあった。

20101001

9/30 thu

KARAの韓国曲ベスト&上映会開催に関連して朝からワイドショーでいろいろ映像が。ズームインでは5/9のファンミ@横浜の初公開映像流してたり、とくダネ!では109ゲリラライブの舞台裏映像流してたりわりと貴重なもんが見れた(終わったあと屋上に待機してたそうな)。はなまるではゲストの劇団ひとりがトピックの一部で「KARAの魅力は戦隊ヒーロー」と力説。ボードも使って解説芸が完成されてた。

夜、Twitterのタイムラインでぱすぽ☆カフェが盛況。渋谷の喫茶店でメンバーが接客してくれるという歌なしのイベントらしいが、ライブをまともに観ていない段階でもあり、行く気がぜんぜんしない。アイドル遊びのキャバクラ化には抵抗がある。……とかいいつつ歌ありの土日の抽選は申し込んだりしてみたのだけど。

「Girls Pajama Party」と「Pretty Lie」の2曲が思った以上にストレートにアメリカンなパワーポップで、LAメタルのキャッチーな曲みたいな感じもあって気になっている。



20100930

His Master's Voice

小西康陽氏のHMV渋谷閉店イベントに対する「お調子者」発言が一部で物議をかもしていますが、昔勝手に書き起したもののなんとなく放置してた資料があったので参考に補完しておきます。脚注も含めて当該の記事によるものです。

文中で「今、渋谷で一番のヒーロー」と讃えている盟友・須永氏を含む参加者を「お調子者」とまで呼んだ理由はわかりませんが、太田コーナーなきあとのHMV渋谷の終了に思い入れや感慨がないというのはそのとおりなのだろうなとは思います。

フリッパーズ・ギターが登場して90年代の渋谷はブームになった
小西康陽/ミュージシャン
(『Weekly ぴあ 臨時増刊』2003年6月10日号、pp.204-205)

レコードを買うために毎週通っていた唯一の街
90年代の渋谷って言うと、ピチカート・ファイヴの思い出と重なるところが多いかな。'90年が田島(貴男)くんで野宮(真貴)さんが入ったのが'91 年だし。その頃は“渋谷系”前夜で。田島君と前に話したことあるんだけど、やっぱりフリッパーズ・ギターが登場したのが“渋谷系”的には大きかったんじゃないかな。彼らが出てきてから状況が大きく変わったと思う。でも“渋谷系”って、HMV [1] の太田さんが作ってくれたムーブメントだと思う。太田さんが店にいた頃までのムーブメントだよね。すごくお世話になりました。
あとはレコード屋さんのことしか覚えてない。僕、渋谷に限らず海外でも、どこへ行ってもほとんどレコード屋さんしか行かないから。でも渋谷へはレコード毎週買いに行ってたから、スタジオの外だと、渋谷で過ごしてる時間が一番長いはず(笑)。
そう、90年代ってほとんどスタジオの中にいたなあ。東急文化村の地下のスタジオはよく使いましたよ。渋谷って、大人になってから入りづらくなった店が多いんだけど、文化村は例外ですね。

渋谷のレコード屋さんでいろんな仲間と知り合った
90年代前半は、シスコとWAVEでハウスの新譜ばっか買ってた。同時にニュースクールも凄く聴いてた。僕が始めてDJをレギュラーではじめたのがDJ BAR INKSTICK [2] で、当時そこでYOU THE ROCK★やベン(・ザ・エース)さんがいて、ベンさんにもヒップホップのレコードいろいろ教えてもらったな。レコード屋さんでもいろんな人と知り合いになった。ZEST [3] に行ったのも小沢健二くんに連れて行ってもらったのが最初。DMRで偶然会って、もう一軒行きませんかって誘われて。
90年代の半ば以降、渋谷って大きく変わった気がする。いわゆる廃盤の“ネタ屋さん”が急速に増えて。DMR [4] とMr. Bongo [5] は高かったけどいいレコードいっぱいあったんだよね。橋本(徹)さんも買いましたよって言われて、ちくしょうじゃあ、と思って買ったレコードもあったな(笑)。新譜はドラムンベースばっか買ってた。90年代後半はビッグビート。HOT WAXも必ず寄ってた。
'97年以降、Organ Bar [6] でDJするようになってからは家にいるよりやたらクラブにいる時間が長くなった(笑)。(須永)辰緒さんとはたぶんお互いにすごく影響を受け合ってると思う。
レコード屋さん以外って、だからあんまり覚えてない(笑)。打ち合わせでよく使ったユーハイムとジャーマンベーカリー [7] 、ロシア料理のロゴスキー、東急本店のタントタントはよく行きましたね。


[1] HMV
カリスマ・バイヤー、太田浩氏のいた「渋谷系」ムーブメント発信基地。ピチカート・ファイヴもインストア・イベントやってました。
[2] DJ BAR INKSTICK
90年代初めに人気を博し、“水商売系”とは違った独自のクラブ・カルチャーを生んだ店。フリー・ソウル〜サバービア系の拠点だったことでも有名。渋谷系のメッカとも言われた。
[3] ZEST
仲真史、カジヒデキ、梶本聡、小野田雄、イナズマKなど、現在各方面で活躍している人がスタッフで関わっていた、もしくは今現在もいるレコード・ショップ。もちろんDJ、アーティスト御用達。
[4] DMR
その名の通り(ダンス・ミュージック・レコード)クラブ・ミュージックの新譜専門店。90年代には中古のレア盤も扱っていた。
[5] Mr. Bongo
ロンドンのソーホー地区にあるDJ御用達レコード・ショップの東京支店。長谷川賢司、DJ ALEXなどがスタッフで働いていた。
[6] Organ Bar
「今、渋谷で一番のヒーローは辰緒さん」と小西さんも語る、「レコード番長」こと須永辰緒が最近までプロデュースしていたクラブ。渋谷で数少ない大人が遊べる場所。「“音楽”が聴ける呑み処(笑)。何とも言えない空間ですよね」。
[7] ジャーマンベーカリー
「よく打ち合わせで使った。田島くんがやめるって話も野宮さんが入るって話をしたのも、ここ。関係ないけど文化会館って、昔『大正テレビ寄席』の収録やってたんだよね」

9/29 wed

某・韓国詳しいライターさん交え4人で宇田川町喫茶SMiLE。「an・an」の韓国ガールズ特集見せてもらう。夕飯に流れた階下の居酒屋はカーリーフライおいしかった。あと5〜6年ぶりに家のコンデジ買い替えたらいろいろと未来になっててあがる。

韓国勢のオリコンデイリー初登場記録。KARAと少女時代のデビューシングルが5位とかで、ガールズすごいねーきてるねーなんて印象を持ちがちなわけだけど、9/21付けアルバムデイリーではZE:Aのファースト『ZE:A!』が初登場3位を獲得してたりして、やっぱりまだまだボーイズ人気が基本だよねみたいな話。9/14付けでは、東方神起や少女時代の事務所・SMエンタの若手ボーイズ、SHINee「Lucifer」のただのライセンス盤なんかがほぼノンプロモーションで8位取ったりしている。

あと、少女時代メンバー選のJ-POPコンピがいまごろ日本盤リリース?とか(参考)。これ2008年に彼女ら知った当時なんだろうと思ってた謎企画。少女時代版『セレク豚』といいますか。別に彼女らがカヴァーしてるわけでもない、ただ単に安室奈美恵とか入ってるだけのコンピなんていまさら日本で誰が買うかという話なんだけど、とにかく便乗アイテム出したい時期なんだなあとか。あるいは……エイベックス楽曲中心ということからエイベックスとSMエンタのあいだの関係性を皆でいろいろ邪推してみたりはした。

20100929

9/28 tue

1. タイトル付けない。2. 文脈や前提をあまりきちんと書かない。3. 雑多な内容を一カ所にまとめて書く。といったあたりをゆるく構えると意外と続けて書けるものかも。というのはだいたいtwitterで学んだというか再確認した作法だけど、量気にせずダラダラ書くってのがtwitterにない部分。

雨。定期新しくした。渋谷TSUTAYAで、EXILEの事務所LDHのHことHappiness「Happy Talk」を購入。去年10月にDVDシングルオンリーでリリースされたものの、DVDじゃなーとスルーしてるうちに廃盤化→高騰してたりした中学生グループのデビュー盤ですが、お店にあったので捕獲。複雑なフォーメーションや動きのキレ(6人直列になって水平方向に大回転するところとかすごいと思うんだけど)など相当のダンスの実力を感じさせつつも、曲はハードな路線じゃなくて甘酸っぱいメロのいい曲というのが泣ける。曲はiTSでも買える。

20100928

9/27 mon

雨。dommuneはばるぼら×田中雄二で初期のフュージョン期YMO特集。具体的なプレイヤー視点から、同時代のディスコ〜フュージョン〜シティポップ的な文脈でYMOの生成過程を追っていてとても面白かった。細野がオリジナルサバンナバンドをやりたかったって話で、お蔵になったリンダ・カリエールがまじでよかったんだけどあれ出てるのかな。

夜、TOKYO MXで「緊急特番 パフォーマンスガールズユニット 9nine 誕生SP!」。9/9の新メンバー発表でKARA「ミスター」を大幅に下敷きにしたと思しきヘソだしパンツルックのアー写を見た時、だれもが代理店主導の「K-POPガールズへの対抗馬」的な浅知恵を感じ、少なくとも楽曲面のクリエイティヴィティでは恵まれてきたこのユニットの前途に暗いものを感じたものだと思うが、しかしASAYAN形式の選抜ドキュメントはやはり心を打つものがあった。番組演出上、失敗を挽回する劣等生的ポジションに置かれた最年少13歳・村田寛奈がやっぱり目を引いたけれど、ググるとふつうにオーディション荒らしの経歴が浮き彫りになったりして、それはそれで戦慄させられるものが(主にマニアのお歴々の調査追跡力に)。

新曲「Cross Over」は10月期アニメ『STAR DRIVER 輝きのタクト』EDテーマとのこと。「颯爽登場、銀河美少年!」ってすっごいキャッチフレーズだなーと思ったらシリーズ構成・榎戸洋司。ふつうに楽しみです。http://www.star-driver.net/

20100927

9/26 sun

ごぶさたしておりました。ブログの使い道が不明になってきたところで突発的に内容のない日記をはじめてみる。とかいいつつ今週末は遊びにいかず自宅で原稿書き等でしたので、ほんとに書くことないんだけど。

宣伝をしておくと、直近では10/9(土)にSHINee☆Nightがある。韓国男子アイドル・SHINeeのファンが集まるイベントだけど、SHINee以外のK-POPもかかるはず。主催が皆友達なので手伝うことになったんだけど、皆どちらかというと韓国はおろかアイドルポップスに興味がなかったような人たちで、こう、大人になってかかったはしかのごとき身も世もない熱狂ぶりが横で見てて面白かったりして、で当日はたぶん楽しいことになる。私はDJというよりオペレーション面の黒子をやります。選曲は基本的に彼女たち。

場所もクラブじゃなくて宇田川町の喫茶スマイルさん。チャージもフリーだし居心地いい店です。
http://www.facebook.com/pages/SHINeeNight/112566195464346

20100311

STAR TOURS N°°7

前回お知らせのK-POPコンピを配布したクラブイベント「STAR TOURS」ですが、来週末にまたあります。ゲストが前園直樹さんと馬場正道さん、と妙に豪華。

STAR TOURS N°°7

JAMES BOND VS ANDY WARHOL


Shibuya Kei, City Pops, New Music, New Rock, Korean Pops, Idol

2010.3.20 sat
at altoto
http://homepage2.nifty.com/altoto/index.html

open. 22:00
end. 29:00
fee. 2,000yen 2drink

■GUEST DJ
MAEZONO naoki & BABA masamichi

□前園直樹
バンド<前園直樹グループ>のヴォーカル担当。
http://maezono-group.com
和モノ専門のオンラインレコードショップ<LOVE SHOP RECORD>店主。
http://loveshop-record.com
国ポ連。

□馬場正道
渉猟家。国ポ連。
雑誌GROOVEの携帯サイトで、コラム「馬場正道の頭の中。」連載中。
GROOVEオフィシャル・サイト(mobile)
http://port.rittor-music.co.jp/groove/m/

■DJ
SEKINE(BOY MEETS GIRL)
TAKISAKA(P.R.O.M. )
COHEI(Galaxy Creation)
KANDACHI(quickquench)
RUMI(patchwork Sally)

20100310

K STAR TOURS - STAR TOURS DIGS KOREAN POPS




1. 행복한 사람 (Happy Person) / Mighty Mouth Feat. Enne
2. 날씨 맑음 / Taru
3. 앵두 / Sorri
4. 혼자라도 / Epik High Feat. Clazziquai
5. Banana Shake / Humming Urban Stereo
6. Kiss Me / As One
7. My Man / Davichi
8. Bon Voyage / Toy Feat. Jo Won Sun
9. 그 눈 속엔 내가 / Yoon Sang
10. New Hippie Generation / Peppertones
11. Love Score / Jadu Feat. J.Yoon
12. 청소슝슝 (Cleaning) / Kirots
13. 해피매니아 / The Playgirls
14. Rock U / Kara
15. 돈이 다가 아니야 (Get Money) / Dynamic Duo Feat. Kang San-Eh
16. 카니발 (Carnival) / Super Junior
17. 놀러 와 (Come To Play) / Nasun Feat. Han Seung Yeon Of Kara
18. 샤벳트 / Vanilla Sky
19. Vanilla Love Original Ver / Lee Hyun Ji Feat. Onew Of SHINee
20. Snow Piano [2008 Version] / House Rulez
21. Happy Bona / Project Rock


***NOTES***

昨年2009年12月、クラブイベント「STAR TOURS N°6」のノベルティとして制作したK-POPコンピレーション。

「STAR TOURS」はスギモトcoheiくん主宰の不定期一人マガジンというかポップス実験室という感じのイベントでして、僕も初回から参加させてもらっています。CD-Rジャケット制作はスギモトくん、選曲はわたくしtakisakaおよびK-POPディギン仲間のカンダチくん。

選曲は、Lady Gagaとか最近のBlack Eyed PeasみたいなブリブリのエレクトロテイストなK-POPではなく(まあそういうのも好きなんですが)、なるべく胸キュンだったりメローだったりというものを厳選して、それなりに幅広く選んだつもりです。なので、BIGBANGも東方神起も、少女時代すら入っていなかったりする。

でも、これこそわれわれがハマったK-POPの裏のエッセンスと言えるようなものができたかなーと。それはひと言で言えば、「ありえたかもしれない日本」というパラレルワールドを猛烈に意識させる隣国の音楽、としかいいようがないモノ。まったくの異国へのエキゾティシズムではない、ということです。

当該回のイベントでは「加藤和彦」追悼特集なんかも組まれていて、なんでお土産CD-RがK-POPなんだよ? とのお声も当然予想されますが、自分の中では意外とつながってるかもなーと思ったんですね。アジア極東地区における大衆化され奇形化されたクラブ・ポップ、という本質においては、ゴールデン・カップスであり、加藤和彦であり、「渋谷系」であり……といった文脈とも縁がないわけではないんではないかなー、と。

自分がK-POPを本格的に買い始めたのはたかだか2009年初頭のことなんですが、興味が集中かつ持続している理由の一つとして、久々に「輸入盤を買うスリル」を味わえた、ということがあります。新大久保の専門店に出向いたり、国内入荷がないタイトルならYesAsiaで個人輸入をしたり……。モノを通して世界と繋がってる感、というものを久々に実感できた。

それに、シーンの規模がそれほど大きくなくて、流行り歌も、小洒落インディー系も、ロック系も、一通り網羅しようと思えばなんとなくチェックできてしまう、というマーケットサイズも魅力だった。加えて、隆盛を極める音楽番組のクオリティの高さ。主要テレビ局3局がみんな週末に歌番組を持っていて、アイドルも新曲活動期間中はずーっと同じ曲をいろんな衣装で歌い続ける。昔懐かしい、昭和の歌謡バラエティと一緒なんですよ。

  ★  ★  ★

というわけで、K-POPなんてはまるとはつい2、3年前まで思わなかった僕らがズブズブとのめりこんでしまった、ポップスの魔法の上澄みをおすそ分けしようと思います。ご希望の方はメッセージください(takisaka@gmail.com)。ちなみにジャケットは、限定40部?ほどで初回限定紙芝居ジャケ仕様のものを配布したあと、現在は通常版の配布となっています。あしからず。